旅の記録-ハワイ島⑤~苦い思い出

渡航時期:2019年5月

今回は、ようやくハワイ島旅行の最終回です。

移動が多い現地ツアーの翌日は、“のんびり過ごす日” としていました。

チェックアウトは10時で、空港へのお迎えサービスは15時頃到着予定。

そのため、ほぼ一日はゆっくり過ごせます。

寂しい最終日

前日と打って変わって、うちのアスペルガーの旦那さんは不機嫌です。

朝食のレストランに行こうと誘っても

「いい。一人で行って。」と言われ、旦那さん自身は動く気がありません。

とても寂しい気持ちになりました。

そして、カップルや家族で楽しそうに食事をしている人に紛れ、私は一人寂しく朝食をとりました。

部屋に戻ってもずっとベッドで寝たままです。

確かに“のんびり過ごす日”なので、ゆっくり寝てても良いのでは?と言われればそれまで。

でも、わざわざハワイ島に来てまで寝続けなくても…と思いました。

ベッドから出る気配がないので、またホテル内を一人で散策することにしました。

海辺に一人用の椅子に屋根が付いたものがあったので、そこで波の音を聞きながらしばらく本を読みました。

自分の中では、「ぜいたくな時間だなぁ~」と思いました。

会話はなくても良いので、その隣に同じようにいてくれるだけで、さらに幸せな気分になれたのですが、、、アスペルガーの旦那さんにはわかってもらえません。

日差しが厳しいので屋根があると過ごしやすくなります。

本当なら、チェックアウト後もホテルのアクティビティに参加可能だったので、色々やってみたいことはありました。

シーカヤック、海辺で行うヨガ、自然散策…でも拒否されるのが目に見えていたので、あえて聞きませんでした。

参加するなら、また一人…。それは寂しくみじめに感じるかも…

でも、さすがに時間があるので、二人で海辺の散歩をすることにしました。

そして、ホテルの建物の中にゆっくり過ごせる場所がたくさんあるので、最終的にはそこでお迎えがくるまで時間を潰すことになりました。

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ハワイ島の空港

空港まで行ってしまえば、「免税店でゆっくり一人で買い物を楽しめる!」と期待していました。

が、大間違いです。

ハワイ島には2つ空港があります。

私たちが利用したのは、西側のコナ国際空港です。

「国際空港」と言う名前ですが、到着した時にこじんまりとしているなぁとは感じました。

そこが日本の空港では味わえない素朴な感じで良い点でもありました。

同時に、さすがに出発ロビーは多くの観光客が旅立つ場所なので、それなりに買い物ができるだろうと予想していました。

でも、目を疑うくらい小さいです。

ネットで、”小さい”ということはあらかじめ読んでいましたが、その”小ささ”が想像以上(以下?)でした。

私が撮った写真の位置の後ろにお店が一列あります。

そして対面の建物があるのが見えますが、それだけです。

その奥にいくつもお店があるわけではありません。

左右も同じ幅くらいしかありません。

一応国際線なので、搭乗の確か2時間ほど前に空港に到着する必要がありますが、出国審査もすぐに終わってしまうし、この狭い場所で時間を潰すしかありません。

写真でも退屈そうにしている方が多いのが分かると思います。

それでも、他の人たちはおしゃべりして時間が過ぎるのを待ちます。

一方、私は険悪ムードの旦那さんと無言で過ごし、お互い見向きもしません。

この時間は苦痛でしたし、みじめでした。

私がずっと楽しみにしていたハワイ旅行が、アスペルガーの旦那さんのおかげで台無しになった、と私は思いました。

人がいなければ、「一体何が気に食わないの(怒)‼」と喧嘩をしたくなりそうなくらいです。

私は「今後日本発のツアー以外で海外に行く時は絶対に!うちのアスペルガーの旦那さんとは行かない‼」と心に決めました。

その意志を曲げないために、この空港の狭さを動画に収めるついでに不機嫌な旦那さんの表情も収めました。

その表情を見返すことが来れば、また自分の意志を再確認できるし、間違った方向へも行かないでしょう。

帰国後

結局は帰宅後に私が我慢できなくなりました。

そうして、そこから数か月の冷戦状態です。。。

その冷戦中に別々に食事をとることにしました。

これは後になってみると良かったことでもあります。

ただ、こうして振り返ってみると、前に参加した日本発のツアーではここまで嫌な思いはしませんでした。

何が違うかなぁと考えてみると、日本の空港を出発するところから「行く場所・観るもの」が決まっていることです。

そこが、どうもアスペルガーの旦那さんにとっては、私が感じるよりも大きな違いなのかな、と思います。

加えて、ちょっと私が英語を話しているのが面白くないということも言っていました。

疎外感を味わうようです。

確かに前に参加したツアーは英語圏ではありませんでした。

面倒だけれど、そうして分析していけば、お互いが楽しめる旅行ができるのかもしれません。

(だらだらとハワイ島旅行について投稿してきましたが、お付き合いいただきありがとうございました。
また次回から普通の話題を投稿します。)

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さこみ
  • さこみ
  • アスペルガーと診断された旦那さんと夫婦二人の生活を送っている40代女性です。いかにストレスなく過ごしていけるか試行錯誤する毎日です。

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