アスペルガー的優しさとは②
先週2回目のワクチン接種を受けました。
副反応は、2回目接種のあとの方が出やすいと言われています。
私はここ数年カゼもひかないくらい健康なので、自分には関係ないとたかをくくっていました。
が、案の定、私も熱が出ました。
そんな中、未だまともに口を利いてくれないうちのアスペルガーの旦那さんですが、いてくれて助かったと思いました。
そして、先日のアスペルガー的優しさとは?と言うことを改めて考えることになりました。
無言のサポート
土曜の午後に2回目の接種をして、その日の真夜中になんだか暑くて寝苦しいと感じました。
浅い睡眠から覚めた翌朝は体温計で測らなくても分かるくらい体が熱く節々が痛くなりました。
大昔に(?)にかかったインフルエンザの症状に似ていると思いました。
クラクラして、とにかく水分を摂ろうと冷蔵庫まで歩くまでがやっとです。
冷蔵庫を開ける→コップに水を注ぐ→水を飲む
こんな簡単なことを息切れしながら、超スローペースでフラフラになりながら行っていました。
さすがにうちの旦那さんもおかしいと思ったようです。
そこで、無言で解熱剤を私の横に置きます。
こんなときくらい、きちんと言葉で「さあ、薬飲んで」と言ってくれてもいいんのでは?
と思う方もいるかもしれません。
でも、うちのアスペルガーの旦那さんの場合、声をかけなくても行動で示しているから良いという考え方です。
それがようやく最近分かったので、素直に
「あ、心配してくれているんだ…」と思いました。
胃がもたれないようにスイカを一口かじって解熱剤を飲み、おでこに冷えるシートを貼って横になりました。
因みに、私は、毎週日曜の午前中に近くのスーパーに出かけます。
もちろん、その日はいけません。
でも卵の特売日…。などと考えていました。
お昼近くにまた喉が渇いて起きると、台所にゼリー、ポカリスエットが置いてあります。
どうやら買い物に行ってくれたようでした。
ゼリーはいくつか買ってありましたが、冷凍庫の中にあった保冷剤をそれぞれにのせてあります。
加えて、買い置きしているリポビタンDも1本おいてあります。
どういうことかと言うと、、、
- 私が食べれそうなものを買ってきた
- 買ってきてはみたものの、冷蔵庫に入っているということを言葉では伝えたくない
- ならば、買ってきたものが見える場所にあればいい
- でも、ぬるいと食べないかもしれない
- だったら、保冷剤で冷やせばいい
- 足りない栄養は、栄養ドリンクで補えばいい
恐らく、旦那さんは頭の中でこんなことを考えたのではないかと思います。
そして、卵も買って冷蔵庫の中に入れてありました。
「あー、やっぱりうちのアスペルガーの旦那さんのやさしさは言葉でなく行動だ」と実感しました。
ゼリーを食べたり、ポカリスエットを飲んだりしながら、その日の夕方にちょっと楽になりました。
そこで、熱を測ったら37.2℃だったので、朝はかなり高熱だったのだろうなぁと思いました。
言葉でコミュニケーションが取れないですが、しんどい時には動いてくれるので本当に助かりました。
そして、翌日は前日の熱が嘘のようにすっかり元気になりました。
「ありがとう」の気持ちを伝えたくなりました。
でも、同時に私が声をかけるとチック症の症状が出たり不機嫌になりそうで、せっかくの感謝の気持ちが台無しになりそうな気もしました。
なので、メモ用紙で伝えて今回は終わりにしました。
補足
今回の投稿を読んで、ワクチン接種をしたくないと思った方もいるかもしれません。
私は、ワクチン接種で副反応が出たものの、重症化のリスクは減るので良いかなという考えです。
実際、今、重症化しているのはワクチン接種が進んでいない年代のうちの比較的高齢なグループ、すなわち私を含む40~50代らしいので💦