「おはよう」は言わない
アスペと思われるうちの旦那さんは 、意味のないことは、“しない”、“やる必要がない”と思っています。
誰でも普通そう思うでしょう。
でも、、その線引きがちょっと違います。
当たり前と思っているあいさつが‥
朝起きて「おはよう。」とあいさつをすることが、“意味のないこと”、とうちの旦那さんは思っています。
他にも「行ってきます」「ただいま」「いただきます」「ごちそうさま」「おやすみなさい」と、日常的に誰もが当たり前に口にすることも、“意味がなければ、言う必要がない”、と思っています。
まだ、アスペルガー自体を私が知らなかった時の喧嘩で、「だったら、何をどうして欲しいか紙に書いてよ!自分は人の気持ちを察することができないんだから!!」と、旦那さんに言われたことがあります。
その時の喧嘩の原因は、コミュニケーションがうまく取れないことでした。
なので、“最低限のあいさつはして欲しい“と書きました。(具体的に、一つ一つ書き出しました。)
当時の私は、「随分ハードルを下げたし、これくらいのお願いは受け入れてくれるだろう」、と簡単に思っていました。
ところが、、喧嘩直後の数日はよくても、もともと、挨拶の習慣が実家にいる時もなく、だんだんやっぱり意味がないと感じてしまい、止めてしまいます。
その後、喧嘩の時に、私が何度も「紙に書いたのに実行してくれないじゃない!!」と反論しています。
でも、旦那さんには、さっぱり通じません。
ある本には、「おはよう!」と言って、相手から「おはよう!」と返ってくるのは、自分の存在を認めてくれている証だ、ということが書いてありました。
「そうだ、私は、自分の存在を認めてくれないからイライラするんだ。」と、私は納得しました。
そして、それを旦那さんに伝えてみても・・・だめでした。
対策
旦那さんの言い分としては、「朝起きて動いているのだから、それだけで存在を認識できる。それで十分だ。」とのこと。
いやいや、確かにそういう考えもできるけど・・・
「おはよう。」と言って返答がない。そして毎朝それが一方通行だと、ものすご~くストレスとなります。イライラします。
アスペルガーのことも少しはネットや本で読んだりしたので、「これは無理強いしても仕方がない」と思い始めたし、最終的には諦めました。
で、対応策としては、私は、旦那さんが起きてきたら、“華麗にスルー”します。視線も向けません。
別に毎朝怒っているわけではありません。(本当に心から無視している日もありますが)
心の中で、起きてきたな、と思うだけにします。それが、“おはよう”の代わりです。
そうするようにして、結構、“楽”です。
おそらく、本人にとっても変なプレッシャーがなくて良いのでは、とも思います。
ただ、、旦那さんが出かけるときは、返答がなくても良いので、「行ってらっしゃい。気を付けて。」だけは言うようにしています。
もし、交通事故などで一生会えなくなったら、悔いが残りそうなので。