精神安定の3つのヒント
ここ数週間、旦那さんの精神状態が安定しています。
これが長く続くことを期待してはいけませんが、どうしてかなあと考えてみました。
大きく三つ理由があります。
同じようにアスペルガーのパートナーを持つ方のヒントになればと思います。
1. 心療内科のお薬
1つ目は、心療内科でもらう精神安定剤が効いているかなと思います。
ストレスが強くイライラが溜まって不眠症で、どうしようもない時期がありました。
そこで、最初は、近くの内科で不眠症の薬をもらい、しばらく服用していました。
約1年ほど前の話です。
それでも、内科で処方できる薬の効き目には限界があったようで、数時間眠れるようになったという程度でした。
「薬を飲んでいるのに、朝までぐっすり眠れない!」
と、逆にストレスが大きくなっていました。
そこで、精神的な面で何かできないかと思ったようで、心理カウンセリングに行きました。
その時に、アスペルガーであることもわかりました。
ただ、心に溜まっているものを吐き出しても、アスペルガーだと分かっても、すぐに不眠症が治るわけでもありません。
次に、心療内科に行ってみることになったんです。
何度か通院したところで、その心療内科の先生に自分がアスペルガーであることを打ちあけたそうです。
(先生が言うには、実際話し方でなんとなく分かってたよ、ということだったらしいですが。)
実は、うちの旦那さんは薬に頼るという事に非常に抵抗を感じていました。
薬に頼らないといけない→自分はダメな人間 という考えに陥ってしまうようです。
でも、先生は、下記のようなアドバイスをされたようです。
「薬でアスペルガーが治るわけではなく、一生アスペルガーであることに向き合うしかない。だから、薬の力をかりて気分を和らげる、というやり方でもいいんじゃないか。そのほうが自身にとっても生きやすくなるかもしれない。そして、それがいくらか不眠症にも良い方向に働くのでは。」
そこで、精神安定剤を処方してもらい服用しています。
最初は、ストレスが軽減される時も増えたかな??というくらいの印象でした。
それが、ようやく最近になって、その安定している状態が長くなってきたのかもしれません。
「じゃあ、私もうちのアスペルガーのパートナーに精神安定剤を飲んでもらおう」と思っても、さすがにそのまま伝えることは無理ですよね。
喧嘩の原因になってしまします。
ただ、こういう方法もありますし、遠回しに別の症状のためにすすめることもできるかもしれないです。
(例えば、今回見たいに不眠症など)
2. 時間を潰せるものを見つけたこと
2つ目は、最近よくゲームをやっていることです。
ニンテンドー・スイッチだったり3DS だったり。
ゲームをする気力さえなかった時期もあったのに、最近は薬の効果も現れてきたのかゲームに打ち込んでいます。
昔は、暇さえあれば読書をしていましたが、まだ、そこまでの気力はないようです。
でも、何もせずに落ち込んでいるよりもゲームに没頭してもらえれば、私も安心します。
ただ、ここでやっぱりアスペルガー的な所があって、興味を持ち始めるとものすごく勢いが増します。
いつのまにか、ゲームソフトの数が増えています。
「一体いつクリアしたんだろう?」と思うぐらい不思議になります。
「いい年した男の人がゲームばっかりやって」と思うかもしれませんが、うちのアスペルガーの旦那さんのストレス解消に一役買っているのは確実です。
ゲームをしている時間や、次のゲームを選ぶ時間によって、会社でのストレス(もしかしたら、私との生活でのストレスも….)が相殺されるからです。
「じゃあ、私もうちのアスペルガーのパートナーにゲームをやってもらおう」と思っても、急にどうしたの?となりますよね。
まずは、自分がやってみるのも良いのではないのでしょうか。
もしかしたら、興味を示してくれるかもしれません。
そこで、本当に自分がゲームに打ち込んでしまっても、、それはそれであなたのストレス解消になりますし。
3. 体を動かす
3つ目は体を動かすようになったことです。
うちの旦那さんは、昔から体の線が細いので、筋トレをしたり、軽く走ったりして、体を動かしていました。
でも、不眠の時期に完全にやめてしまいました。
なぜかというと、不眠はストレスが原因だろうから、もっと走ろうと思って長い距離を走っていしまたが、それが裏目にでました。。。
走り過ぎて、足首を痛めてしまったのです。
走ること、筋トレができなくなり、逆にストレスが溜まる一方でした。
何とか、体を動かすことでイライラを紛らわしてほしい私は、
「足首が痛いんだったら、歩けばいいんじゃない?」と言いましたが、
「絶対安静にしていないと駄目だ!」と言って、止めてしまいました。
完全に悪循環です。。。
以前、旦那さんが通ったカウンセラーの先生の所に、私が行ったことがあります。
そこで、何に対しても大袈裟で困るという話をした時に、先生から、“アスペルガーの人は痛みに対して非常に敏感ですよ”と言われました。
私が、それぐらい大丈夫そう、と思うことに対しても、とても敏感です。
そして、それはアスペルガーの特徴の一つのようなので、仕方がないようです。。。
それなのに、どうして体を動かすことを再開したかというと、毎月1回通う整体の先生のアドバイスがあったからです。
その先生は、日本一を争う大会に出場するようなスポーツ選手の施術も行っているそうです。
その方に、スポーツの後の正しいアイシングの仕方を教えてもらい、痛みが軽減しているようです。
その“正しいやり方で筋肉の疲労を和らげている”という安心感もある気がします。
「じゃあ、私もうちのアスペルガーのパートナーに体を動かしてもらう」と思っても、そのまま伝えると「なんで?」と言われてしまいますよね。
その「なんで?」の回答が理路整然と示せるとうまくいく気もしますが。
(ただ「健康のため」ではだめで、具体的に「この前の健康診断の結果でコレステロールが高いって言ってたじゃん」というところぐらいまで言えば、もしかしたら考えてくれるかもしれません。)
もちろん、こんな平和な時期が長く続くとは思っていません。
けれど、ようやく一年たって落ち着いてきたかなと思います。
アスペルガーのパートナーと上手くやっていくには、そのパートナーのストレスをいかに溜め込ませないかがポイントになると思います。
溜まったストレスを爆発させると、一気に家庭内の空気が変わりますし、そのことで自分自身もストレスが溜まってしまいます。
あなたのアスペルガーのパートナーに対して、何か参考になれば良いなぁと思います。
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