アスペルガーは「役に立つ心配」をする人

先日新聞で、なるほど、と思う記事を見つけました。

8月3日の日経の“こころの健康学”というコーナーです。

Colin BehrensによるPixabayからの画像

このコーナーでは、認知行動療法の先生のコラムが掲載されます。

自分のため、またはアスペルガーの旦那さんのためのヒントはないかと思い、目が留まる場所です。

(それが頭の中に入ってるかどうかは別として。)

“役に立つ心配”もある

今回は、コロナ第二波で不安を感じる人に関する内容です。

今後の生活に、様々な面で不安を感じ、それが強くなった時にどう考えれば良いか。

先生は、その不安を起こす心配が、“役に立つ”心配なのか、“役に立たない”心配かと考えてみればよいとアドバイスしています。

役に立たない心配、例えばここの記事では「いつになったらコロナが終息するか」といった誰にも答えが出せないような心配。

こんな心配はするだけ無駄。

確かに、自分があれこれ心配しても解決できないです。

反対に、役に立つ心配、例えば、終息するまで長引くとすると、どう対策するかと言う心配をすればよい、とのことでした。

そういう心配なら、ちょっと前向きです。

外食はし辛くなるから料理の腕を磨こう(うちはもともと外食しないですが、、)とか、免疫力が弱っていると重症化するともいわれているので、規則正しい生活をしよう、という感じになりそうです。

旦那さんの場合

アスペルガーの人は心配性な人が多いです。

それは脳の働きによるようです。

それが行き過ぎていて息苦しいと思うこともあります。

でも、そのコラムにある“役に立つ心配”をしてくれていることも確かにあるなぁと思ったんです。

以前、自然災害への備えが旦那さんのおかけで役立っている、と言う内容の投稿をしました。

コロナ対策でも、役に立つ心配をしていました。

先日、我が家ででこんなことがありました。

コロナの第二波でうちの旦那さんが、「感染しないために、除菌ができるハンドソープとアルコール消毒を買って。」と言ってきました。

Martin SlavoljubovskiによるPixabayからの画像

私たちが住んでいる地域の近くで感染が広がっているということで、旦那さんの心配症に火をつけました。

第一波の時は仕方がないという部分があったのですが、今回は「まだ在庫があるうちに早く買って、早く、今すぐ。」とせっついてきます。

「来週、ドラッグストアで買ってくるよ」と言ったものの、

「今すぐ Amazon で買ってくれ。」と、旦那さん。

何度も言われ、だんだん私も焦ってしまいました。

そうして、除菌ができるハンドソープ、アルコール消毒、ハンドジェルを購入しました。

うちの旦那さんの会社は、コロナの影響を受けない製品を作っている業種です。

そのため、誰かがコロナに感染して生産に影響を与えないよう、かなり感染対策にはうるさいようです。

そんなプレッシャーを日々受けつつ、でもカウンセリングなどで、外出することはある、だからとても心配になる、ようです。

数日前に、私の職場の同僚が、
「ドラッグストアに行ったら、ハンドソープとか固形石鹸がまたないよ~。どうしよう~!」
と言っていました。

「あっそうなんだ、、、うち旦那さんが心配症で多めに買ってあるよ。」

と言いながら、我が家は焦る必要はないので、旦那さんの心配性が役に立ったなぁと思いました。

もちろん、「うち在庫あるから、いつでも欲しくなったら言ってね。」と彼女には声をかけました。

失敗も…

ただ、今回に限っては、失敗をしてしまいました。。。

いつもだったら、ネットで購入する時には、ちゃんとレビューを読みます。

その時ばかりは煽られて、焦ってボタンを押してしまいました。

除菌のためのハンドジェルを買ったつもりが、よく見ると洗浄のためのハンドジェルでした。

確かに、あとでレビューを見ると“コロナ詐欺”だというような投稿が結構載っていたんです。

アルコール成分は含まれているものの、消毒作用はない。それでもコロナ対策として効果があるような表示。。。

今回学んだのは:

旦那さんは役立つ心配をする、でも、それをもとに行動を起こすときには、冷静さを保つ

ということです。。。

さこみ
  • さこみ
  • アスペルガーと診断された旦那さんと夫婦二人の生活を送っている40代女性です。いかにストレスなく過ごしていけるか試行錯誤する毎日です。

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