アスペルガーと診断されて。

昨年末、うちの旦那さんは心理カウンセラーによる簡易テストでアスペルガーと診断されました。

Adriana KadzarollaによるPixabayからの画像

私が特に望んでいたわけではないのですが、第三者から診断され結果的には良かったと思います。

いいタイミングで診断

半年ほど、旦那さんは睡眠障害で悩んでいました。

原因を色々考えて、職場での人間関係が上手くいっていないことが主な原因かも、ということで心理カウンセリングへ行くことになりました。

私は同行しませんでしたが、カウンセリングの際に、「妻が自分のことをアスペルガーではないかと疑っていますが、それが人間関係に影響しますか?」と聞いてみたそうです。

それで、先生が「では、簡易テストをしてみましょう。アスペルガーだとすると、こちらも考慮しなければならい点もあるので。」ということで、自宅にテストを持ち帰ってきました。

念のため、私は、テストの回答は素直に答えるように伝えておきました。
(”こっちを選んだら、アスペルガーと診断されてしまう”といったことを考えないように。)

案の定、次回のカウンセリングの時にテスト結果を見てもらい、アスペルガーの可能性が非常に高いという結果でした。

別料金で、もっと細かくテストすることもできたようですが、旦那さんとしてはもう十分と思ったようです。

診断後は…

実は、私がアスペルガーではないかとこれまで旦那さんに伝えても、“私が勝手に言ってるだけ”と軽く聞き流していたようですが、専門家に診断されてショックだったようです。

私は、“やっぱり思った通りだった”とスッキリしたつもりでしたが、本人は何かにつけて「自分は何か欠けている人間なんだ、人より劣っているんだ。」と卑屈になってしまいました。

しばらくは、自分は機嫌が悪くなっても、怒りを抑えられなくても、コミュニケーションがうまくできなくても、“アスペルガーだから当然だ”、というような横柄な態度が続き、診断されたことが悪影響を及ぼしているように見えました。

私への影響

ただ、そんな旦那さんに私がだんだん耐えられなくなります。

Henryk NiestrójによるPixabayからの画像

ある日曜日、何を話しても反応がない旦那さんに対して、とうとう怒りを抑えられなくなってしまいました。

ただ、そこで旦那さんに何か言ったところで、また冷戦状態が始まるだけなので、自宅にあるエアロバイクを、ガンガンこいで怒りをぶつけていました。

(とは言え、体力的には持たないので、数分ごとに休むのですが。。。)

そして、どうして自分がこんな扱いを受けてまで我慢しなければいけないのか、と思うと、更に怒りが増してきました。

狭い自宅なので、異変に気付いた旦那さんが何か言ってきましたが、覚えていません。

ただ、「もういや!」を泣きながら連発し、「ごめん」と言われても近寄られたくなく、洗面所へ駆け込み、過呼吸で手足がしびれた状態となってしまいました。

旦那さんは、“ 壊れてしまった私 ”を目の当たりにして、非常にマズいと思ったようです。

そこから、ちょっとアスペルガーとの向き合い方が変わってきたようです。

卑屈ならず、「自分はこう考えてしまうけど、普通の人はどう?」などと、興味をもつようになりました。

まだまだ予期せぬことは起こるでしょうが、良い方向へは向かっている気がします。

さこみ
  • さこみ
  • アスペルガーと診断された旦那さんと夫婦二人の生活を送っている40代女性です。いかにストレスなく過ごしていけるか試行錯誤する毎日です。

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