こころも体もだるい時
この夏は本当に雨が多く、夏なのか梅雨なのか変な気候が続いていますね。
そんなこともあってか、今日は変にだるいです。
いえ、それだけではありません。
うちのアスペルガーの旦那さんの機嫌が悪いからかもしれません。
ここ数か月まともな会話をせず過ごしています。
もうそれが当たり前で、ひょっとするとこのまま最期まで行くのかもしれないと思うこともあります。
それでも、会話をしないことで平和に過ごせている部分もあり、「うちはこういう夫婦」と割り切っています。
でも、あからさまに不機嫌な態度をとられると落ち込むこともあります。
会話をしないから、何に不満か分かりません。
聞けばまた、変にトラブルになる。
経験上、私に何か原因があるとしても、旦那さんの気持ちが落ち着くまでそっとしておくのが一番です。
実際、私に原因がないけれど、誤解を招くような紛らわしい表現方法をすることもあります。
あるアスペルガーに関する本を読んでいて、「決してアスペルガーのパートナーが何を考えているか予測しないこと」というアドバイスがありました。
確かに、考えていることが問題なく理解できるのであれば、アスペルガーのパートナーと過ごすのは楽ですよね。
そうではないのは、やっぱり私と感じ方や考え方が想像以上にかけ離れているからです。
一生懸命相手の立場になって考えたところで、取り越し苦労となるだけです。
分かっていても、まだまだ私自身の思考のコントロールは難しいものだなぁ~と感じて落ち込む訳です。
すんなりと、「こうして欲しい」とコミュニケーションをとってきてもらえれば一番楽なのですが…。
家族に対する考え方を変えてみる
そんな中、 脳科学者の中野信子さんのYahoo!の記事の見出しが目を引きました。
”脳科学者・中野信子が語る、“家族”をやめてもいい理由 「仲良くなれないのはあなたのせいじゃない“
「家族をやめていい」「仲良くなれないのはあなたのせいじゃない」なんて!
どれだけ私の気持ちが軽くなるんだろうと興味があって記事を読んでみました。
長い間別居していた内田裕也と樹木希林の娘さんとの対談をされているそうで、それに基づいて中野さんが考える”家族”について書かれています。
アスペルガーに関する記事ではありません。
でも、そこに限定せずとも、分かり合えなくて当たり前、仲良くしてなくてもいいと言ってもらえることで、救われる気がしました。
普通と思われる家族でそうなら、我が家はもっとハードル高いからいいんだ、と。
人のやさしさを感じたければ、友人や実家の家族でもいいだろし、映画や本で疑似体験をするのもいいかもしれません。
無理にアスペルガーの旦那さんに求めれば、悪い方向に行くだけです。
反対に自分が相手を心配して優しくしようとしても、大抵それも無駄になってしまうことばかり。
だからと言って、そうやって上手くいかないのは自分のせいでもないんだし、そういうんものなんだと納得してしまうのが、自分が幸せでいられる一番の近道なんだと思いました。