アスペの意見と自分の判断
アスペルガーのパートナーと生活をすると「自分の判断が間違えているのかな?」と思うことがあります。
本当に旦那さんのいうことが正しい時もありますが、錯覚であることもあります。
ただ、旦那さんが意見することを完全無視すると、また喧嘩になります。
なので、「じゃあ、言う通りにしてみるか」と私が折れると、失敗ということもあります。
歯医者の選択
以前、うちの旦那さんが「近くに良い歯医者はない?」と私に聞いてきました。
そこで、私は自分が10年以上通っている地元でも人気の歯医者さんを紹介しました。
予約を取って実際に行ったところまでは良かったのですが、帰宅後「もう行かない」と言い出します。
どんな点が不満かというと:
- 待合室の人が多い(確かに規模が大きいので、必然的に待つ人がゼロとなることはありません…。)
- 予約を取っているのに待たされる(多少治療時間のずれはあると思いますが…。)
- 駐車場が狭い(それはいかない理由にはならない気が…。)
- 治療方針が合わない (私は素直に従ってしまうので、よくわからない…。)
しまいには、院長のものと思われる高級外車が停まっていたそうで、「金儲け主義だ!」と言って
悪いところを何度も指摘します。
紹介した私の立場がないです…。
さらに、「あなたも、あそこは行かないほうがいい」と言い出しました。
私は、その時は歯医者に行く必要がなかったので、その場では「そーね。」と聞いておいて
旦那さん自身は勝手にしてくれていいと思いました。
結局、旦那さんは、アスペルガーと思われる同僚の紹介で別の歯医者に行きましたが。
迷惑を持ち込む
それから数か月たって、今度は私の歯が痛くなりました。
そこで、私が長年通っている歯医者に黙って予約してしまえば良かったのですが、
一言「最近、歯が痛い。」と口を滑らせてしまいました。
そうすると、「あそこはダメ」「別のところにして」と自分が行くわけではないのに、うるさく意見してきます。
仕方なしに、別のところに行きました。
が、これが大失敗です。
私が「歯が痛い」といった箇所は虫歯ではなかったのですが、ほかに虫歯が数本あると言われ、そこから数か月通う羽目になりました。
その時は、「そんなもんかな、仕方ないかな」と思いました。
一旦治療が終了し、数か月後に、別の個所の詰め物がとれ、行ってみると、またそこでも虫歯があると言われ治療する羽目に。
本当に治療しなければならない虫歯だったのか疑問です。
さらに、詰め物の型の取り方が悪く2回も型を取りました。
こんなことは、私のなかでは、経験がないことでした。
それを、旦那さんに愚痴っていました。
「あそこに行くと虫歯になる。前に行ってたところでは、こんなに次から次へと治療する箇所が増えることはなかたのに。」と。
そして、先日また歯が痛くなったので、今度はもとの歯医者に予約しました。
旦那さんには、予約後に、「歯医者に行くが、前のところにまた戻る」ことを伝えました。
旦那さんは、さすがに、今回は何も文句を言いませんでした。
実際には、やっぱり虫歯ではなく知覚過敏とのことで、多少食いしばりも影響しているとのことでした。
歯の高さ調整をしてもらい、その日で治療終了です。
長年、定期健診に行っても虫歯や歯周病などもなかったので、久しぶりに満足しました。
この件で、アスペルガーの旦那さんに振り回されてはいけない、と改めて実感しました。
あの独特の勢いに負かされない術は身に着ける必要はありますが。