旦那さんとの冷戦期間を乗り切る6つの方法
アスペルガーの家族と喧嘩をすると、仲直りは容易ではないようです。
同じ境遇の他の方のブログをみても、アスペルガーの旦那さんは自分が悪くても、“絶対に謝らない”なんてことも多々あるようです。
我が家も、“素直に謝る”ということはまずありません。
そして、同じように私が悪い時にも、私が旦那さんに対して素直に謝ることはほとんどなくなりました。
本当は、そんな人間になりたくありません。
でも…私が何か謝らなければいけないことを起こしてしまった時、旦那さんが怒りをぶちまけてくるので、とても素直に謝る気持ちにはなれません。
「そんなのただの言い訳ではないか」と言われるかもしれまんが、“怒りに歯止めが利かなくなる様”に、直面したことがない方には想像し辛いと思います。
こんな感じなので一度喧嘩をすると、原因がどちらにあったとしても、内容によっては数週間も冷戦状態になります。
冷戦時の様子
冷戦中は、ひとつ屋根の下にいても、全く会話を交わしません。
食事は、もともと別々に食べることにしているので、「ごはんできたよ。」もないし、ごはんを食べなければ無理に会話をする必要がありません。
加えて、もともと、日常的な挨拶もないので、私が出勤時の旦那さんの背中に向かって言う「いってらっしゃい。気を付けて。」が、一日を通して唯一、家の中で聞かれる言葉です。
返答はいつもないので、会話ですらありません。
そんな辛く寂しい日々を、以前はしくしく一人泣いて過ごしたものです。
そして、その悲しみが怒りに変わったりもします。どうして、こんなに感情や思いやりや温かみのない人なのだろうかと。
最終的には、どうして私はこの人を選んだのだろうと、自分が情けなくなってしまったりします。
ただ、私は一度離婚を経験していることもあって、別れるという決断はできれば避けたいと思っています。
(それでも、別居・通い婚を考えることはあります。。。)
離婚後に、なかなか良い縁に恵まれず、ようやく巡り会った今の旦那さんとの出会いは、良くも悪くも私の人生には何かしら意味があることに思えて仕方ないからです。
もしかすると、良くするのも悪くするのも、私自身なのかもしれません。
という訳で、別れないとなると、辛い冷戦期間を乗り切る術を身につけなければいけません。
冷戦を乗り切る方法
今のところ、実践していることは次のことです。
- スケジュール帳で冷戦期間の見える化
スケジュール帳の最初のほうには、大抵年間カレンダーがあります。
そこに、旦那さんの機嫌が悪くなった日(それが継続した日)に“×”印をつけます。
一日のうちに、急に悪くなった時も“〇→×”とつけます。微妙な時は“△”など。
「今日喧嘩して、機嫌が超悪いな」という日に、スケジュール帳を開けると、前回の振り返りができます。
今回はもしかして最長記録を更新してしまうのかしら…とか、意外に前回は短かかったな、とか一歩引いた感じで冷戦期間を見ることができます。
一歩引くことで、冷静さを取り戻せるのでお勧めです。
2. よほどのことがない限り、私からは話しかけない
他の記事でも触れたことがありますが、機嫌の悪い旦那さんに私から話しかけても無駄です。
自分の気遣いや前向きに対処しようという努力や時間が無駄になります。
そして、返答がないことに余計に腹が立ってしまうことさえあります。
なので、自分から話しかけて仲直りしようなんて思わないことにしています。
3. 視界にいれない
機嫌が悪い時の、旦那さんの表情や行動を見るだけでも、私自身の怒りを誘発します。
チック症や貧乏ゆすりをしている時は、かなり機嫌が悪い状態です。
極力、視界に入れないようにしています。
4. 深呼吸をする
深呼吸は、旦那さんに“イラッ!!”とした時に効果があるように思います。息を吐きだす時がポイントです。
イラッとした自分の体の中にある悪いものが、息と一緒におなかの下の方から吐き出ることをイメージしながら、「(無声音で)ふーーーーっ。」と長く息を吐きます。
一回で出切った感じがしなければ、また同じことを繰り返します。
できれば、最初から何度も繰り返すつもりで行うのではなく、一回でより多く“悪いもの”を吐き出すことを心掛けながら(足りなければ数回)行ったほうが、より気持ちが落ち着くようです。
たったこれだけのことだけど、怒りが鎮まります。
5. 自分の世界をつくる
普段から、自分ひとりで楽しめることがあると冷戦期間中も自分のペースで楽しめます。
本当は誰かとおしゃべりして愚痴ると良いのでしょうが、なかなか自分から率先して、アスペルガーの家族の愚痴を同じ境遇にない人に話し理解してもえることは難しいと思います。
それに、“愚痴ること”自体が後ろ向きですよね。
どんどん負のスパイラルにはまってしまいそうです。
“時間は限られているものだから自分のために使う”という意志があれば、不機嫌な旦那さんに付き合っている時間や、イライラしている時間はもったいなくて、前向きなことをしたほうが良い、となります。
私は、日ごろから本を読んだり、ストレッチをしたり、軽い筋トレをしたり、健康に関する動画サイトを見たりしています。
毎日は難しいので、候補となる項目を一覧表に並べて、“今日は何をした”と記録をつけています。
イライラした時に新しいことを始めようと思っても出来ないと思います。
平常時に自分が楽しめることを作っておくことがポイントです。
6. ごはんは別々にする
別の記事で紹介していますが、これについては、もっと早くに気づいて実践しておけば良かったぁ~と思っています。
喧嘩している時に、無言で食卓を囲むことほど辛いことはありません。
せっかくの食事も台無しです。それでまた、悲しさも倍増。
しかも、何日も何週間も続くのです。一体何度泣きながら食事をしたことか…。
別々にしてから、冷戦中でもいつものペースで新聞を読みながら、淡々と味わいながら食事ができます。
まとめ
以上のことで、冷戦期間でも随分と平気で過ごせるようになりました。
残念ながら、それでも上手くいかない時も実際にはありますが…)
もしかすると、「それって、夫婦として一緒にいる意味がない」と思う方もいるかもしれません。
でも、アスペルガーとほぼセットで紹介される“カサンドラ症候群”に自分が陥ることは、避けたいと思っています。
おそらく、自分がカサンドラになってしまったら、うちの旦那さんと一緒にいて楽しいと思える日々が全くなくなってしまうのではないかと考えています。
そうすると、 「それって、夫婦として一緒にいる意味がない」 ということになってしうのかもしれません。
なにも冷戦期間が年中続いているわけではないし、良い時だってあるんです。
私にとってはその良い日々を迎えるための努力をしているだけなのです。