アスペルガーと心配症
アスペルガーの人は、心配症な部分があるようです。
うちの旦那さんも例外ではありません。
例えばどこかへ車で出かけるとなると、走行ルートを一通り事前にネットで辿ります。
“ナビがあるから何とかなるだろう”とはいきません。
例えば、googleの航空写真で、通りや目的地周辺の画像を確認しします。
そして、ルート上の警察の取り締まり情報がないか調べたりもします。
調査した内容をもとに、あえて遠回りとなるルートを考えたり、代替えの行先にしたり、可能な場合は行くこと自体をやめたりします。
旦那さんよりは簡単ではあるけれど、 私も影響を受けて下調べをすることがあります。
そのおかけで、行先をすぐ見つけられたり、初めての道でも多少雰囲気が事前に分かって、安心して運転できたりします。
私にとっては、旦那さんの“心配症”は、悪いことばかりではありません。
“怒り”の問題よりは、受け入れやすい特徴と言えます。
心配症は簡単に治りそうもない…
そうは言っても、“そこまで心配しなくても…”と思うことはあります(だいぶ慣れましたが)。
ただ、、生まれ持った脳の特徴のため、簡単に治るとか治らないという訳にはいかないようです。
以前読んだアメリカのアスペルガーのカップルカウンセラーの方の本によると、アスペルガーの人は、脳の“扁桃体(へんとうたい)”と呼ばれる部分が大きいそうです。
(全員という訳ではないようです。)
その扁桃体という場所は、恐怖を検知し反応する助けをする役割をもっているそうです。
そのため非アスペの人よりも不安を感じやすいのでは、とのことらしいです。
心配の仕方が一定で、本人が調節できる様子でもないので、これを読んだ時、「なるほどねー」と妙に納得しました。
そういう脳の仕組みの持ち主だろうと。
ちなみに2003年の論文を引用した内容なので、もっと色んなことが今(2019年現在)なら分かっているかもしれません。
おかげで?記憶力が良い
“扁桃体”が日本ではどのように説明されているかネット簡単に調べたところ、興味深いことを見つけました。
扁桃体には危険を察知する機能に加え、“記憶固定調節”も行う場所であり、 学習したことを生涯にわたって記憶として貯蔵してくれる役割があるらしいです。
そこで、ちょっと心当たりがあるのが、うちの旦那さんの異様な記憶力の良さです。
例えばある日突然、十数年前に流行った歌を歌いだします。
そして、普段から聞いているわけではないのに歌詞をつっかえることなく歌っています。
しかも、数曲だけではなくかなりの曲数の歌詞を正確に思い出しながら歌うことができます。
そして、ある時は、読んだ本の内容をかなり細かく説明してくれたり、映画の主人公がこんなセリフを言っていたとか、よくそこまで思い出すことができるなぁーと未だに驚きます。
「扁桃体の大きさ=記憶力が良い」という内容の記事は見つけることができませんでしたが、何かしら関係があるのでは、と妙に私は納得してしまいました。
ただ、逆に日常の些細なこと(おそらく旦那さんにとってはどうでも良いこと)は忘れてたりするんですよね、例えば私が友達といつランチに行くとか。。。
それで、出かける直前に「聞いてないよー。」と言われたりします(汗)。
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アスペの不機嫌を考察 - 旦那さまは玉虫あすぺ