アスペルガーと住まいの悩み

神経質で過敏なアスペルガーの旦那さんとの生活には様々なことに気を使います。

私の気遣いだけでは解決しないことも多々あり、最終的にはもっと広いところに引っ越しすれば、、、と思いますがそれさえもうまくいきません。

今の住まいを決めた時は…

私たち夫婦は借家に住んでいます。

ここを借りると決めるにも一苦労しました。

最初は、“借家”というと、極端に築浅で高いか、安くて古いかのどちらかだろうと思っていたので、選択肢にありませんでした。代わりに、賃貸アパートかマンションを探していました。

旦那さんは、“絶対に集合住宅なら、最上階角部屋でないと嫌だ!”と言い張っていました。

私は、“そんなうまい具合に良い物件の最上階角部屋が空室とは限らないので、ない時は多少妥協も必要では?”と考えていました。

実際には、意外にも不動産会社に問い合わせるといくつか候補は出てきました。

私が“いい!”と思った物件に対して、旦那さんは“戸数が多すぎる”との意見。

「どういうこと?」と聞くと、戸数が多いと、それだけいろんな家族がいることになり、それぞれの生活との折り合いを付けなければいけないし(おそらく騒音のこと)、人の出入りも増えて秩序が保たれないとのこと・・・。

厳しいーっ。

逆に旦那さんが気に入った物件は、確かに戸数は少ないけれど、若干つくりが一昔前といった感じなので、私が却下しました。

不動産屋さんからは、他の物件より少々高かったものの、結局は、築浅で小ぢんまりとした戸建てを紹介してもらい、今の住まいとなりました。

それなりに周辺に建物がありますが、集合住宅のように壁一枚で接している家庭は横にも上下にもいないわけで、旦那さん曰く、「今までの賃貸生活で一番快適」だそうです。

新たな問題

そうは言っても、借家ということで自分たちの生活にそぐわない部分も出てきます。

特に、アスペルガーの旦那さんとの生活においては、問題点ばかり出てきます。

ここ半年くらいは、春先に私の花粉が今年はひどかったせいもあり、「いびきがうるさい」と言われ、旦那さんとは別々の部屋で寝ています。

旦那さんがリビングで寝ることもあるので、こっちはさっさと起きてお弁当の準備や洗濯をしたいと思っても、今度は「生活音がうるさい」というような態度です。

書斎もどきの部屋を旦那さんが占有して、私の居場所はリビングか寝室。
でも旦那さんが寝室でパソコンをつけてたり、ストレッチをしたり、その日の生活音や部屋の温度などでいろいろなので、私は、専らリビングの片隅を自分のスペースとして使用しています。

書斎もどきの部屋を当番制で使用する、とした時期もありましたが、エアコンを取付けていないこともあり、夏の間にそのルールがくずれました。

私としては、自分の部屋が欲しいと思っています。
子持ちのお母さんからは贅沢だと言われるのでしょうが、旦那さんが“プイッ”となって引きこもってしまうと、こっちだって、顔もみたくない!となるのに、自分の定位置はリビング。
嫌でも視界に入ってきます。

リビングって家族団らんの場所ですが、我が家にはその機能はないのです。

私の願いは叶うのか・・・?

そんな訳で、“自分の部屋が欲しい!”とずーーーっと思っています。

一時期、住宅を購入しようとしましたが、それも色々な障害により、中断したままです。

実は、あるハウスメーカーに見積もりを出してもらいました。

私は、自分の要望も上手く盛り込んでもらったし、あとは資金繰りと最終的な値段の交渉をどうしていこうかと考えていました。

土地は何度言っても、「あなたが決めてくれていい」と言って、旦那さんは実際に現地に足を運んではくれませんでした。

ハウスメーカーの条件付きの土地だったので、決断する前に旦那さんには見てもらいたいと伝えました。
そこで、実際に行ってみると、「周辺の道の見通しが悪いから嫌だ。」と言い出しました。

それで、3か月ほどにわたってハウスメーカーの営業の方と打ち合わせしたことが水の泡となりました。。。

かといって、ずっと今のままだと、自分のストレスが溜まります。

旦那さんは自分の機嫌で引きこもる場所があるのに、私にはない。

いや、ないわけではないのでしょうが、自分が旦那さんに気兼ねなく自由に過ごせるスペース定位置が欲しいんです。

私がリビングでパソコンのキーボードをたたいたりテレビの画面をつけると、嫌な顔をするし。

そして、洗濯や料理や生活音を出しても旦那さんが気にならないような部屋がある間取りにしたい。

という訳で、いつか建売(本当は注文住宅にしたいけど、)で良いので、お互い住みやすい場所に一日でも早く引っ越したいと思う毎日です。

アスペルガーの家族がいる皆さんは、どう乗り越えているのかなぁと思います。

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さこみ
  • さこみ
  • アスペルガーと診断された旦那さんと夫婦二人の生活を送っている40代女性です。いかにストレスなく過ごしていけるか試行錯誤する毎日です。

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