“がんばる”の難しさ
“がんばる”という言葉は、とても難しいと思います。
子供の頃は、「がんばって!」と誰かを励ましたり、自分が何か前向きに取り組みたいという時には、「がんばろう!」と自分自身を励ましました。
だから、“がんぱる”という言葉を前向きな言葉と捉えていました。
“がんばる”が引き起こすもの
けれど、年齢と共に“がんぱる”ことで、自分を苦しめる、または他人を苦しめることがあるということに気づきます。
既に、“がんばっている人”に、「がんばって!」という言葉をかけるのは、相手を追い詰め、苦しめることになる。
そんなことを、いつだか覚えていないほど昔に、何かで読みました。
なので、“がんばる”という言葉をなるべく使わないようにしています。
でも、自分に対しては、実際に言葉をかけなくても、心の中で「がんばりたい」「がんばろう」と思ってしまう。
“前向きでいたい”ということの表れですが、「がんばりたい」という言葉にしてしまうと、たちまち自分を苦しめてしまいます。
これ以上、私ががんばらないといけないのかと。
知らぬ間に“がんばっている”
先日うちの旦那さんとの喧嘩の中で、
「どうして私だけががんばらなきゃいけないの?」と聞きました。
冷戦中に、旦那さんが私のことを無視したり物に当たったりすることを、同じように私がするようになると、
「何でそんなことをするんだ!自分への当てつけか⁈」と怒り出しました。
でも、私は、同じことをする旦那さんに対して、怒りが収まるまでは、そっとしておきます。
どうして私だけが我慢して、我が家の平和を保つために“がんばらなければいけない”のか?
どうして、同じことをしている旦那さんに対しては、がんぱって我慢して受け入れようとしているのに、逆は通用しないのか?
そこで、先ほどの質問です。そして、
「すでに生活音を必要以上に出さないように工夫したり、気遣ったり、顔色を伺ってしか会話ができなかったり、自分でやれることは敢えて頼まなくてもやるし。
どうして、私だけかあなたのためにがんばらないといけないの?」
と更に聞いてみましたが、返答はありませんでした。
おそらく、そんなことを聞いてみたところで、何も伝わらない、と頭では分かってはいるのですが。
そして、私自身もどうして自分だけが、“がんばらなければ”いけないのか、分からなくなりました。
自分で自分を苦しめていたような気もします。
それでも、自分を元気づけるために、“がんばる”という言葉を使いたいときがあります。
そうしないと、沈みっぱなしになってしまうので。
どういう言葉が自分を追い込まずに元気づけられるのか。
最近考えていますが、まだ丁度良い言葉を思いつかずにいます。。。
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そっとしておく | 旦那さまは玉虫あすぺ