アスペルガーって、どういう状態?

ある日ふと、“アスペルガー症候群”って、そもそも何だろう?と思いました。

そう思うのには、「脳のどういう障害であるか分かれば、何か治療を施せば治るのでは?」という淡い期待があったからかもしれません。

私が何冊か読んだ本の範囲では、“脳の障害”くらいの簡単な説明が多かったです。

それで、心理学や神経学など進んでいそうなアメリカの本にヒントはないかと思ったのです。

そうして早速、取り寄せた本の中では:

“ASDの脳は、右脳と左脳をつなげる脳梁(のうりょう)が比較的小さく、それが、感情の認識不足や、対応の障害の原因となっています”

と説明されていました。

治療したくても簡単に治せない感じ。。。

例えば、背が高い・低いとか、目が細い・大きいのような先天的違いと同じように受け入れるしかないのかな…。

背が低い人にどんなに「もう少し高くなってよ」と言っても、どうすることも出来ません。

同じように、アスペルガーの人に
「そのアスペの独特の特徴をどうにかしてよ。」と言ったところで、
実際にはどうすることも出来ないようです。

背が低い人に、「私と釣り合わないから、もう少し高くなってよ」と言っても無理ですもんね。

難点なのが、、脳の中の違いなので、目で見て判断できません!

接して初めて気づかされることになるわけです。

民族、性別、年齢、宗教などの多様性をあらわす “ダイバーシティ”という言葉を日本でも当たり前のように聞くことが多くなりました。

その本のなかでは、神経学的に違いのあることを“ニューロダイバース”(神経学的多様性)と表現しています。

多様性をまずは受け入れることが、ニューロダイバースの結婚では大切なようです。

“ダイバーシティ”教育と共通しますね。

そうは言ってもねー。

毎日接しているとねー。

頭で理解してもねー。

イライラすること、もどかしいこと、山のようにありますよねー。

でも、“ニューロダイバース”という言葉を知って、一歩引いて冷静に、旦那さんの言動を受入ることが出来ることが、時々ある気がします。

少しでも、どなたかの参考になると良いです!

さこみ
  • さこみ
  • アスペルガーと診断された旦那さんと夫婦二人の生活を送っている40代女性です。いかにストレスなく過ごしていけるか試行錯誤する毎日です。

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