人前で話すこと

アスペルガーの方は、コミュニケーションが苦手と言われます。

そうは言っても、うちの旦那さんの場合、人前で話すことだけは得意なようです。

私なりの考察

プレゼンの場合、事前に準備ができます。

  • 基本的には、プレゼンターである旦那さんが、一方的に話せます。
  • 質問がきても話す内容が、プレゼンした内容について問われるため、答えが導きやすいです。
  • 1対大勢なので、1対1の会話よりも、緊張が和らぐようです。
    (人と目線が合いづらい、たとえ合ったとしても距離がある。)
  • 筋道立てて話すことが得意⇒やる気につながる。

ということで、時々、人前で話す機会が会社であるようですが、“得意で好きなこと”なので、一生懸命に準備をします。

とにかく練習

私も、練習台となって聞かされるのですが、確かに説明は分かりやすく、普通の人よりは上手いと思います。

自宅で、“これでもか”というほどに、練習をしています。

アスペルガーの特徴の一つである、“反復行動”が、うまい具合に活かせるようです。

ただ、こだわり始めると、走り続けてしまうので、練習が生活の中心となります。

週末はもちろんですが、平日もごはん前、ごはん後など、四六時中プレゼンのことで頭がいっぱいになります。

“ただ聞き”はない…

試し聞きさせられますが、「ここが上手く伝えられていないと思うけど、どうしたら分かりやすくなると思う?」と突っ込んだ質問をしてきます。

“良いか・悪いか”だけの漠然とした回答だと、物足りず納得してくれません。

私が何か相談しても、聞く耳を持たないことがほとんどなのに・・・とは思いながらも、具体的に「あそこの表現が前より分かりやすくなった」とか、「あそこを、こう説明していたけど、どういう意味?」と伝えると、とても会話がはずみます。

あまり、夫婦の会話っぽくないのかもしれないけれど、まともな会話ができる機会ではあるので付き合います。

基本的には、“自分の興味があること、気になることは、私も同じように興味がある”と思っているようです。一方で、私の興味には、無関心・・・と寂しい感じです。

ただ、練習する姿を横で見ていて、普通にアスペルガーってすごいところあるよなーって思います。

さこみ
  • さこみ
  • アスペルガーと診断された旦那さんと夫婦二人の生活を送っている40代女性です。いかにストレスなく過ごしていけるか試行錯誤する毎日です。

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