人前で話すこと
2019年10月12日
アスペルガーの方は、コミュニケーションが苦手と言われます。
そうは言っても、うちの旦那さんの場合、人前で話すことだけは得意なようです。
私なりの考察
プレゼンの場合、事前に準備ができます。
- 基本的には、プレゼンターである旦那さんが、一方的に話せます。
- 質問がきても話す内容が、プレゼンした内容について問われるため、答えが導きやすいです。
- 1対大勢なので、1対1の会話よりも、緊張が和らぐようです。
(人と目線が合いづらい、たとえ合ったとしても距離がある。)
- 筋道立てて話すことが得意⇒やる気につながる。
ということで、時々、人前で話す機会が会社であるようですが、“得意で好きなこと”なので、一生懸命に準備をします。
とにかく練習
私も、練習台となって聞かされるのですが、確かに説明は分かりやすく、普通の人よりは上手いと思います。
自宅で、“これでもか”というほどに、練習をしています。
アスペルガーの特徴の一つである、“反復行動”が、うまい具合に活かせるようです。
ただ、こだわり始めると、走り続けてしまうので、練習が生活の中心となります。
週末はもちろんですが、平日もごはん前、ごはん後など、四六時中プレゼンのことで頭がいっぱいになります。
“ただ聞き”はない…
試し聞きさせられますが、「ここが上手く伝えられていないと思うけど、どうしたら分かりやすくなると思う?」と突っ込んだ質問をしてきます。
“良いか・悪いか”だけの漠然とした回答だと、物足りず納得してくれません。
私が何か相談しても、聞く耳を持たないことがほとんどなのに・・・とは思いながらも、具体的に「あそこの表現が前より分かりやすくなった」とか、「あそこを、こう説明していたけど、どういう意味?」と伝えると、とても会話がはずみます。
あまり、夫婦の会話っぽくないのかもしれないけれど、まともな会話ができる機会ではあるので付き合います。
基本的には、“自分の興味があること、気になることは、私も同じように興味がある”と思っているようです。一方で、私の興味には、無関心・・・と寂しい感じです。
ただ、練習する姿を横で見ていて、普通にアスペルガーってすごいところあるよなーって思います。