思いがけないこと

すっかり怠け癖がついてしました。

アスペルガーの旦那さんとは全く会話のない生活を送っていました。

会話がないので、特にこれと言った変化(ネタ)もありません。

あるとしたら、やけに機嫌が悪く苛立つ旦那さんを見て私も苛立つ、そんな毎日です。

そんな日々について投稿しても、私自身がどんどん負の波に飲み込まれていきそうで
ブログから遠ざかってしましました。

いつからそんな日々が続いていたのか考えてみると、2年ほど前からだった気がします。

最初は一言二言くらいの返答はあったのに、いつしかそれさえもなくなりました。

時には、YESかNOかを聞いだけでも旦那さんが苛立つこともあり、私も話かけることが嫌になって止めました。

そのため、コミュニケーションはメモ書きかメールです。

特に去年の今ぐらいからはイライラで物にあたることが多くなりました。

さらに、新居に引越ししてからはイライラがエスカレートし、
別居も真剣に考えているところでした。

ですが、2か月ほど前のある日に変化が訪れました。


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恥を忍んで

その日は休日でコロナも落ち着き、私は久しぶりに友人とランチに行きました。

私が出かける前には、旦那さんも珍しくどこかに出かけて行きました。

もちろん、「どこに行くの?」なんて声はかけません。

ところが、私が夕方帰宅しても帰っていませんでした。

「とうとう、もう家を出たのか…」と思いました。

そして、「それならそれで、いいや。」とも思い、これからのことを真剣に考える時が来たと覚悟をしていました。

でも、翌朝になっても帰らないなら警察に届けた方が良いのかも、とも心配し始めていたころ、
旦那さんが帰宅しました。

すると、ボツっと「今日遠方のカウンセラーのところへ行ってきた。」と切り出しました。

そして、そこでどんな話をしてきたのかをぽつぽつと話始めました。

「この人の声を聞くのはどれだけぶりなのだろう?」
と不思議に思いながらも、カウンセリングの内容を聞きました。

たとえ、精神カウンセラーの方の言葉でも素直に耳を傾けないことがある旦那さんですが、
その日のカウンセラーの方は違ったようです。

人生すべて上手くいかない中で、一番に解決しやすい奥さんとの人間関係をまずは大切にしてはどうか
と言われたようです。

(実際には、厳しい口調で他のことも色々指摘されたようですが。)

そこで、恥を忍んで話しかけてみた、ということでした。

何年もまともに会話をしていなくて、「うちの旦那さん=怖い」というイメージが染みついています。

その場ですぐに「良かった良かった。また前みたいに仲良くしましょう」とは簡単にはいきませんでした。

でも、不思議なもので一週間もすると、空白期間がなかったかのように普通に会話をするようになりました。

ただ、いつまた逆戻りするか分からないと期待し過ぎないようにはしています。

それでも、なんとかもう少しで2か月経とうとしてます。

もしかしたら、一番辛い時期を乗り越えたのかもしれない、とさえ思えてきます。

恥を忍んで」と言っていましたが、そうやって勇気を振り絞ってくれたことに心から感謝しました。

このまま良い方向に向かうよう、私も出来ることがないか協力したいと思う今日この頃です。


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さこみ
  • さこみ
  • アスペルガーと診断された旦那さんと夫婦二人の生活を送っている40代女性です。いかにストレスなく過ごしていけるか試行錯誤する毎日です。

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