アスペルガーと職場トラブル②
最近は何かと忙しくブログも間隔があいてしまっています。
そんな中、我が家というかアスペルガーの旦那さんに変化がありました。
うちの旦那さんは、数か月前から会社に出社できなくなり休職中です。
心療内科で適合障害の診断書をもらい会社に提出していました。
相変わらず会話がないので、何が発端となったのか未だによく分かりませんが、会社の人間関係で何か起こったようです。
あまり深く追求しても答えが返ってくるとは思えないのでそっとしています。
今年の最初にも職場の人間関係でトラブルが発生しました。
その時は会社がパワハラと認定し、精神的ストレスを軽減するため旦那さんは1か月休職しました。
また同じ人と何かあったのか、それとも復帰した職場の環境がやりづらかったのか…。
どんなに私が考えても、本人が教えてくれない限り本当のことは分かるはずもないので、考えないことにしました。
ただ、私が想像する以上にアスペルガーの旦那さんにとっては会社の人間関係は難しいのだろうと感じました。
また、更年期障害は女性だけでなく、実は男性も悩ませる症状のようです。
症状の中には不安感や抑うつ状態など精神的なものもあります。
今までは何とかやってこれたのが、年齢的にも難しくなっているのかとも思いました。
それでもがんばっている旦那さん
アスペルガーの旦那さんが相談なしにいきなり会社を辞めてくるという話を読んだり聞いたことがあります。
うちの旦那さんは、辞めないだけよかったかなと思っています。
経済的な負担というよりも、環境さえ良ければ熱心に仕事をする人なのでもったいないからです。
これはうちの旦那さんに限らず、アスペルガーの人の特徴ともいえる集中力の高さからです。
参考ですが、ネットの記事を読んでいるとシリコンバレーのITエンジニアの1割はアスペルガーとも言われているようですね。
休職前に理由は明らかにしないまま「もう働きたくない」「人間関係に疲れた」とだけメールがくることがありました。
私自身はもったいないと思いつつ、説得することはせず「辞めていいよ」と返信していました。
(*ひとつ屋根の下ですが未だにメールのやり取りです…。)
無理にとどまるように説得すれば、さらにストレスになると思ったからです。
でも、「辞める」というところは踏みとどまってくれたようです。
そうして、今回は長めの期間休職することになったようです。
こんな状態ですが、アスペルガーの旦那さんへの見方が、またちょっと最近変わってきました。
休職に入ってからというもの、旦那さんはストレスや適合障害の本などを読み漁っています。
そんなところをみると、難しい人間関係だけどどうにか上手くやっていきたいという強い気持ちを持っているように思えます。
そういう部分を見ていると、なんだか切なくなります…。
かと言って私自身はどうしてよいか分からず、ただ見守ることしかできません。
下手に関わろうとしても余計にストレスを与え空回りするのが目に見えているため、そっとしています。
どんな本を読んでもしっくりこないのか、読んではまた買っての繰り返しになっています。
読んだ本に関して、あまりにもひどい本にはレビューを書いてAmazonには貢献しているようですが。
ただ、やっぱり努力を惜しまないところ、ある一つのことに集中・没頭できるのはアスペルガーのすごいところだと改めて感じます。
一方私は…。
家に旦那さんがいるとなると、世間体も悪いかなと最初は思いました。
でも、「周りは気にしなくていい」と意外にスムーズに頭が切り替わりました。
旦那さんが、また普通に会社に行けるようになれることが最優先で、周りにどう思われようが関係ないですし。
そして、家にいる時も”旦那さんは旦那さん”、”私は私”と割り切って、好きなことを楽しむことに罪悪感を感じません。
自分でもいつからこんなに強い気持ちをもてるようになったのか不思議です。
自分の人生に責任を持てるのは、家族でも友達でも会社の同僚でもなく、自分しかいないということを本で読んだりしたのが頭の片隅にちゃんと残っているからかもしれません。
そしてうちの旦那さんはとの関係について最近思うのは、「もしかしたら私だから一緒にいられるのかも?」という変な自信さえ感じる時があります。
そうは言っても、私の行動の何かが気に食わずやたらと機嫌が悪い行動をとるのをみるとイラっとしますが。