視点を変えればありがたい
ちょっと涼しくなったと思ったら思いがけないことが発生しました。
アリたちが我が家の台所に侵入してきたのです。
実は数日前に、床に数匹いるな、くらいに思っていました。
そこで手を打っておくべきでしたが、あまり害もないし自分がちょっと我慢すればいいかと安易に考えてしまいました。
(え!信じられないっ‼と思う方もいるかもしれません。)
でも、列をなして床からコンロ近くまで登ってきています。
何をどうしていいかわからいため、近くにあったアルコール消毒を一吹き。
アリたちには申し訳ないけれど、一時はおさまりました。
でも、しばらくすると他のアリたちが続々と登ってきます。
気持ち悪くなったものの、ガチャガチャ音を出すとアスペルガーの旦那さんの機嫌がさらに悪くなります。
どうしよう…
様子を見るしかない。
おさまらなければ、翌朝旦那さんが出かけた後で何とかしようと思っていました。
救世主 アスペルガーの旦那さん
でも、旦那さんが夕食を摂ろうと台所に立った時にアリの存在に気づいてしまいました。
そして、アスペルガー的対処の始まりです。
「ちょっとは退治してみたけど…。」と私が声をかけました。
でも、相変わらず冷戦中のため、旦那さんは無言です。
返答がないのは想定内なので、後は任せて遠目で様子をうかがってました。
きっと私が何をいっても聞き入れてもらえないし。
すると、旦那さんはコンロの下の引き出しをすべて取り外し、アリの進入経路を探っています。
そして、引き出しの中身をひっくり返してアルコール消毒をかけ、床には蜘蛛の巣退治のスプレーをまいていました。
(蜘蛛の巣用でも効き目がありました。)
そして、仕上げに掃除機です。
(因みに夜9時頃の話です。)
その光景を見て、ある本で読んだアスペルガーの旦那さんの例が思い出されました。
夜中に台所をいきなり片付けだし、「明日にしたら」と言っても全く聞く耳を持たず掃除に専念してしまうという内容でした。
気になりだしたら、その場で解決しないと納得がいかないということが、うちの旦那さんにもよくあります。
(私はずぼら過ぎますが💦)
旦那さんも、イライラしながらもアリ退治をしていました。
普段掃除をちゃんとしない私が原因で余計にいらだだせているかも、とも気になり始めました。
でも、そう思うと自分も嫌な気分になります。
実際に本人が本当にそう感じているか分からないのに、そのまま眠れなくなります。
そこで思考を変えてみると、面倒なことを代わりにやってくれている、ありがたいことだと思えてきました。
確かに、旦那さんが退治してくれなかったら、翌朝イライラしていたのは私かもしれません。
本人には言えていませんが、「ありがとう」な出来事でした。