ウッドショックと住宅価格
昨年からでしょうか、ウッドショックという言葉を聞くようになりました。
何十年も前に起きた「オイルショック」になぞらえての表現で、世界的な木材不足で価格が上昇しています。
我が家も住宅を建設中であるため、3月の契約締結以降から着工開始までの期間は、影響があるかもしれないと気をもんでいました。
先月末にようやく建築着工しましたが、建築請負契約から通常より期間があいています。
これは、うちのアスペルガーの旦那さんの要望で、あえて雨の心配が少ない時期が工事期間となるように着工を調整してもらったからです。
我が家への影響
着工の直前に建設会社よりウッドショックに関する連絡がありました。
実は我が家のように早々に契約を済ませたものの着工していない施主は、その会社では非常にまれなケースだったようです。
個別にどう対応するか検討していたようです。
私たちが締結した建築請負契約書の約款によると、経済事情の変動などが原因で工事材料の調達が困難になり、請負代金が適切でないと認められる場合には、請負契約代金を変更できることになっています。
これは、他のハウスメーカーで契約したとしても似たような内容ではないかと思います。
「値上げの話があるかな」「どれくらい上がるかな」「金額によっては何か設備を削る必要があるな」などと色々と考えていました。
ところが、結局のところ契約金は据え置きでした。(良かったー!)
その代わり木材調達が困難になり工期の遅延が発生する可能性があることだけ了承してもらいたいとのことでした。
4月から先月末時点では工期の遅延は発生していないとのことですが、後のトラブルを避けるため確認書が準備され、署名しました。
その建設会社では、住宅の基本価格を3月に50万円、10月に60万円値上げしているそうです。
一年未満で110万円の値上げは大きいですね…。
それくらい深刻とも取れますし、実際に大手のハウスメーカーも軒並み同じ水準で値上げしているようです。
たまたま我が家は値上げの影響を回避できましたが、住宅は高い買い物なので「ウッドショックで値上げの前に買おう」と思ってもそう簡単にはいきません。
逆に「100万も上がるから思い切って買うしかない!」と後押しされたご家庭もあるかもしれません。
ただ、我が家の場合、値上げされたとしても建てることには変わりはなかったように思います。
うちのアスペルガーの旦那さんとの生活をより良くするためには生活空間の区切りは絶対に欠かせないからです。
逆に「値上げ=新築をやめる」となっていたら、私は我慢できなかった気がします。
今は、色々あっても「半年後くらいには落ち着けるから」と自分を励ますことができますし。
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