気の毒なアスペルガー
未だ、些細なことが原因で夫婦間の冷戦状態が3か月以上も続き、まともに会話をしていません。
話かければ、チック症が出たり貧乏ゆすりをしたりして、私に対する拒否反応が出ています。
それについては、最近は「もう仕方がない」と思っています。
そういう脳の構造だし、ある意味正直で分かりやすいです。
「そっとしておけばいいんだ。」と分かるし。
(その期間が非常ーーに長いですが。)
ただ、そんな中、我が家である出来事が起きました。
緊急事態
一週間ほど前の夜、夕食をとり、普通ならゲームをしたり本を読んだりネットを見たりして過ごす旦那さんが、横になっていました。
そして「くそっ。くそっ。」と何度もつぶやいていました。
「私の何が気に入らないんだろう⁉」と思いつつも気にせず、ストレッチをして気分転換をして、私は寝ました。
すると真夜中に、旦那さんが「病院に連れてって。。。」と言って私を起こしてきました。
「どうしたの?」というと
「ずっと、この辺りが痛いっ…。」と言って背中の上の方を押さえていました。
これが数か月ぶりのまともな会話です。
先ほどの「くそっ。くそっ。」というのは、「痛い」と言う旦那さんなりの表現でした。
(紛らわしい…。)
(でも、やっぱり余計にイライラせず、受け流しておいてよかったとも思いました。)
病院へ走る
そこで、慌てて近くの総合病院に連れて行きました。
すると、「先ほど電話した○○です…。」と苦しいながらも、旦那さんが、受付で告げました。
「えっ⁉いつの間に電話したの⁉」と思いました。
私がその電話に気づかないほど熟睡していたのにもびっくりしました。
が、同時に「それくらい頼んでくれてもいいのに…。」とも思いました。
ここで、ポイントですが、一年くらい前の私なら「そんなに私のことが嫌いなわけ(怒)‼」と反応したと思います。
でも、ちょっと違った角度からみてみると、
「熟睡しているところ起こすのが申し訳ないから、やれることはやってくれたんだ。」とも考えられます。
「どこまで、おめでたたいの?」と思われるかもしれませんが、どうもこの後者の考えが正しい気がします。
多分これが、うちのアスペルガーの旦那さんの思いやりの表現の仕方です。
少なくともそう思った方が、私の精神衛生上も良いですしね。
問診や検査を経て 何が旦那さんの体に起こったかというと、、、腎臓結石でした。
以前、うちの”アスペルガーの旦那さんは引きこもりの名人”という投稿をしました。
引きこもっている時は、何も飲まないし食べないため、どうも水分不足が原因でいつの間にか石ができてしまったようです。
引きこもらなくても、もともと水分をあまり摂らないない人です。
「熱中症になるから水分はとらなきゃ。」と言っても、通じません。
会社では、給茶機で飲むから大丈夫と言って、水筒に麦茶を入れて準備しておいても持って行ってくれませんでした。
そんな感じで、さらにここ数か月の引きこもりも重なって、ついに石が体の中にできてしまったようです。
そして、時限爆弾が破裂したかのように痛みを伴って苦しむ結果となりました。
さすがに、今回の痛みは相当きつかったようで、お医者さんにも水分を摂るように言われ、ここ数日はちゃんと従っています。
いつか軽い熱中症くらいにはなってしまうかな、、、と言う心配はありましたが、まさか腎臓結石とは、ちょっと気の毒になりました。
確かに”身から出た錆”とも言えますが、素直に人のアドバイスに耳を傾けることが出来ればこんなことにはならなかったのにと思うんです。
それが、単純に”聞き分けのない人”と言うわけでなく、脳の構造がそうさせている部分もあるのだろうな、と思うんです。
なので、実害を被って初めて理解できるというのは「気の毒」だと思いました。
そういう訳で、しばらくは通院するようですが、またいつも通り?の冷戦状態に戻りました…。
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